利用者の声 The Illustrated London News Historical Archive

- 今の映画研究はメディア環境の研究です
- 当時は映画雑誌の映画評よりも、新聞の映画評の方が大きな影響力をもっていました
- 本を執筆するに当たり、『タイムズ』の映画評はかなり入念に読みました
- どこにでも出てきそうな広告記事ですが、研究者にとってはすごく貴重な情報源です
- 特別機動隊が同時代で持っていた文化的広がりを掴むのに、 ゲールのデータベースが大きな威力を発揮しました
- 『タイムズ』と『パンチ』を並置したかったのです
- 気になった言葉が当時どのように使われていたのか調べるには、 『パンチ』は格好の資料です
- 小説を文化史的に紐解いてゆく際に『パンチ』は便利です
- 『デイリー・メイル』必要なんですよ!
- 今の映画研究はメディア環境の研究です
- メディア環境の変化という観点からモダニズム作家の作品を見ると面白い
- 「新聞が本である」と言えるヴィクトリア朝以来の文化の厚みがあるのです
- 一つの雑誌がもの凄く成熟した言説空間を作っているわけです
- 『イラストレイテッド・ロンドン・ニュース』の挿絵は、人々の想像力を支えていました
- 読解を促すメタファーに満ちた挿絵が豊富にあるのが『イラストレイテッド・ロンドン・ニュース』の大きな魅力です
- ILNに興味を持ち始めたきっかけは、クリスマスの歴史を特集したテレビ番組でILNの挿絵が使われていたことでした
- 色々調べてみると、イギリスの旧植民地であるカリブ海地域のことを調べる資料としてILNが十分に役立つことが分かりました
- ILNの電子版は検索語がカラーでハイライト表示されるので、該当箇所を見つけやすく便利です
- ILNのような文学テキストの周辺資料にも目配りすることが、実は文学テキストの新たな読解を提示することに繋がる
- ILNはアフリカやインドなど、他の旧イギリス植民地の文学の研究者にも十分に役立つと思います
- ILNはファッションや芝居から、建築、鉄道、ツーリズムまで、一見無関係に思える分野でも使える資料です
- ILNは歴史的事象に関するイメージを喚起するための格好の教材になるかも知れません
- 文学テキストの背後にある歴史的、社会的、文化的背景を知るための資料として『イラストレイテッド・ロンドン・ニュース』は第一級の価値を持っています

- 研究のネタになりそうな面白い内容がたくさん転がっています
- イラストレイテッド・ロンドン・ニュース(ILN)から入るというのが、自然なことでした
- 美化や脚色なく、同時代の社会的な位置づけやイメージを伝えてくれるというのが、ILNなどの図版資料の最大の価値です
- ILNとパンチの相違は当時のイギリス人の建前と本音の相違です
- 当時の史実に対する様々な視点を知るためにも、ILNとパンチの双方を読むことが必要だと思います
- デイリー・メールは下層中流階級の人々にも手が届く生活スタイルの手本を提供する媒体として機能しました
- 普通の国民の考えや興味を知りたければ、デイリー・メールを参照するのが一番です
- デイリー・メールの記事を見て、王立刺繍学院の社会的な位置づけや評判について、くっきりとイメージがつかめたような気がします
- デイリー・メールは同時代の生活風俗を知る歴史資料としても使える
- デイリー・メールは、普通の人々の生活をうまく写してくれる家庭欄です
- データベースの魅力は、同時並行的にいろいろな記事を見ることができることと、検索をかける言葉に敏感になれることです
- 19世紀イギリス史を勉強する過程で「アイルランド問題」に出くわし、 アイルランドについて考えるようになりました
- アイルランドのじゃがいも飢饉を描いたILNの有名なスケッチは 飢饉の研究でよく使われます
- 描写対象が包括的で正確な描写であることがILNの魅力です
- 写実性が高く信頼できることが、ILNの絵がよく使われる理由だと思います
- ILNのようなデータベースの登場で、 美術史家と歴史家の垣根が取り払われるかもしれません
- 一次史料も使う歴史教育を進めるとき、 ILNのような図版入りのデータベースは大きな意味を持ちます
- アイルランドに対する眼差しを見ると、 パンチが辛辣であるのに対して、ILNには温かさを感じます
- タイムズがアイルランドに対して辛辣だったのは、 自己責任論の立場に立っていたからです
- ILNは女王の豪華な式典のスケッチを掲載しつつ、 アイルランド救済を呼びかける投書も掲載しています
- タイムズの議会速記録は、ハンサードの情報源であり、 ハンサード以上に現場の雰囲気を良く伝えていた可能性は否定できません
- 論調だけでなく、デザイン、字体にも新聞の個性が出ます
- ILNのデータベースは、 インタフェースが利用者に対して親切な設計になっていると感じました